わり算の計算を速くできるようになるために
「わり算の計算を速くできるようになるための3つの確認ポイントと3つの練習方法」
わりざんの計算はかけざんと引き算を含むので、それぞれ速く計算できるかチェックする。
チェックポイント
1. かけざんのそれぞれの段を正しく10秒以内で言えることができるか。
2の段をニイチガニ、ニニンガシ・・・と言わせて、ニクジュウハチを言い終えるまでの時間を確認します。
それぞれの段を10秒以内で正しく言うことができるかを確認します。2. 引き算の100ますを10分以内でできるか。
わり算の計算には、ひき算が含まれていますから、ひき算の計算のスピードを確認します。
3. 穴あきのかけざんの問題(例えば 2×□=16 □はいくつですかという問題)について速く答えをだすこときるかを見ます。
2.練習の方法
1. かけざんのそれぞれの段を正しく10秒以内で言えるまで練習します。
秒針のある時計を見ながら、タイムを計って練習します。
(かけざんを習う前の学年であるなら、お風呂で1から10までを数える代わりに、かけざんの九九で数えましょう。
子どもに九九のリズムが身につき、かけざんを習うときにスムーズです。)2. 前述した引き算の練習方法により、100ます引き算を練習する。
3. 穴あきの99を練習します。
2×□=16の□の中の答えを言う問題をまず練習し、できるようになったら、81までの2桁のわり切れ数のわりざんの問題を繰り返し計算練習します。
わり算について
3年生の算数で習うわり算をしっかり学習しておかないとこの後算数・数学がずっと嫌いになります。
わり算ができるためには、2年生でならったかけ算がしっかりできていなければなりません。
1年生の時のひき算もちゃんと計算できなければなりません。
小学校に入学してから2年間の算数を気をゆるめることなく学習に取り組み続けてきていないとわり算の計算ができるようになりません。
ですから、ハードルが高いです。
2×□=2、
2×□=4、
2×□=6
のような式の□を求める問題をたくさん練習するとわり算ができるようになります。