これまで5年と6年で行っていた「外国語活動」は、2020年度から外国語(英語)と正式な教科となり、授業では教科書が使われる。「聞く・話す」だけだった内容に「書く・読む」が加わる。

「絵やリスニング素材が多く、活動もたくさん。教科書としては9割方はこれでいい」、「あとは、子どもが言いたい単語が教科書になければ、先生が一緒に調べて入れ替えてあげること。子どもにとっては生きた英文になり、話したくなるはずです」
と英語の新しい教科書を肯定的に評価する大学教授がいる。

一方で「『読む・書く』が加わり、単語数や文型も多く、先生も子どももこなしきれないのではないか」、「英語教室や塾で学ぶ子と、学校だけの子の間での英語への慣れの二極化が、さらに広がるだろう」と懸念する大学教授もいる。