政治や政治家の言っていることがおかしいぞと思うことが最近よくあります。国会議員は選挙で選ばれるので、「あまり何も考えずに投票した有権者、選挙に行かなかった有権者に責任」があるという高校生の投稿です。選挙権は責任重大です。18才になると選挙権を行使できます。そのときに少し自信と理由を持って納得して投票できるように少しずつ準備を進めておこう。

広島県の高校生(17才)の2017年6月29日に朝日新聞に載った投稿を紹介します。

森友学園問題にしろ、加計(かけ)学園問題にしろ、多くの国民が知りたい事実は明らかにされていない。事実は何なのか。

「法令に基づき適切に実施しており、圧力が働いたことは一切ない」。加計学園の獣医学部新設を巡る問題で、安倍晋三首相が国会答弁したことを新聞で読み、私も注目した。しかし、「総理のご意向」などと記された文書が次々に明らかになっている。

私は、隠し事というものはいつか必ずばれてしまうと思っている。ばれるならば、最初の段階から全て話せばいい。今後もこんな問題が続いてしまうと、政府、政治家たちへの不信感は大きくなるばかりだ。高校3年の私は間もなく18歳。選挙権を持ち、政治に参加していく。政治家の本音と建前をどう見極め、選んでいけばいいのか。悩んでしまう。

選挙後に思わぬ本質が分かり、がっかりとなる国会議員もいるだろうが、全てを議員の責任にはできない。あまり何も考えずに投票した有権者、そもそも選挙に行かなかった有権者の責任もあると私は思う。選挙権を持つということは重大だ。今の政治を見ていて強く思う。