成績を引き上げるために何が必要かが分かりやすくわかります。
成績アップ力は、次の公式で説明できます。
成績アップ力(りょく)=学習時間×やる気×
過去に身につけた力
それぞれについて説明していきます。
成績アップ力は今現在の成績を引き上げる力こと。当面の定期テストの成績であ
ったり、過去の学年の範囲も含まれる実力テスト(または学力テスト)の点数が増
やせる力のことです。
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学習時間は、勉強に向かっている時間です。
成績を上げるためには、学校で新たに身につけた知識を覚え、定着させる必要があります。
そのためには、内容を理解する作業と、身につける作業が必要で、時間が必要となります。
やる気は、集中力とも言い換えられます。
テレビを見ながら学習をしていたり、音楽を聴きながら学習していたのでは、学習に向かう集中力はその分そがれることになります。
勉強を好きな人は多くはありませんが、いやだ、つまらないと思いながら学習していても能率は上がりません。
勉強をしようと決心したら、その時間は、他のことを我慢して、その勉強に集中することが、時間を有効に使うことにつながります。
やる気がないまま長い時間勉強していても「成績アップ力」は高まりません。やる気(集中力)を持って学習している人にかないません。
例えば、
学習時間1時間、やる気100パーセントであれば1×100で「成績アップ力」は100になります。
学習時間4時間、でもその間のやる気が20パーセントであれば、「成績アップ力」は80になります。
過去に身につけた力も大事です。成績のよい人は、現在だけでなく、前の学年でも学習をしてきた人に多いでしょう。過去の学習がしっかりできている人は、新しく習う単元を理解するための土台ができているので、新しい内容も身につけやすなります。特に、数学と英語は、過去に習った内容があいまいであると、現在の内容を理解できづらい。1年の方程式をしっかりやっていないと、2年の連立方程式はできないし、その後の一次関数もよくできない。前の学年で習った文法の内容と単語の意味がわかっていないと、英文を訳すことに苦労します。
社会や理科は、日常の経験が学習の土台になります。日常地図に触れる機会が多かったり、身の回りの現象に興味や関心が向く生活を送ることが土台をつくることになり、過去に身につけた力を増やします。
成績を上げるためには、「学習時間」と「やる気」と「過去に身につけた力」の三つが大事です。過去にしっかり勉強をしてきて、集中力があって、毎日学習する習慣のある生徒は成績が上位です。(当然ですね。)
勉強時間は長いのだけれど、なかなか成績が上がらない場合は、学習するときに集中力が高くないか、過去の内容で学習が不十分な単元がある可能性があります。前まではよくできていたのに、最近成績が落ちてきた人は、学習時間が不足していたり、学習以外に注意を引かれ、勉強に集中できていないことが考えられます。
また、「やる気」と「過去に身につけた力」は、過去にしっかり身についていると今の問題が解きやすく誤りも少なくやる気を高めます。過去の学習が十分でないと、今の内容がわかりづらく問題を解いていく際に誤りも発生し、やる気を低くすることにつながります。
学習を調子よく進めていくためには、学年の早いうちからわからないところをでき
るだけ作らないように学習を進めていくことと集中力を高めて学習していくことが
大事であると考えます。