長期の休みに宿題を出さないでと訴える中学生にたいする東金市の学習塾、栄翔塾からの回答は次の通りです。
学校の宿題はきっとなくなりません。
学校で先生の授業を聞いただけでは、授業の内容が身につきません。再度教科書で授業の内容を確認してもらうために、分からないところを学習し直してもらうために宿題が出されます。
計算のやり方や問題の解き方を身につけるためにも宿題(家での学習)が必要になります。
計算や漢字や単語を練習するという宿題もあります。
長い休みにも宿題が出されます。長い休みの間に前に習った内容を忘れてしまっては困るからです。
そのなくならない宿題を乗り越えるためには、速くさっさと片付けてしまうための力を身につけることが大事です。
算数・数学ではまず計算の速さです。
かけ算の九九のそれぞれの段を10秒以内にいえるようにすることがまず大事です。
2の段、5の段と同じ速さで6、7、8の段のそれぞれを10秒以内に言えるようにすることです。小学校の2年のときに練習したきりでそのままではいけません。たまに思い出して練習しておきましょう。それとひき算です。ひき算の計算に時間のかかる子がいます。この二つの計算がすらすらできないとわり算や分数の計算も遅くなります。計算がなかなか進まないと途中で嫌になりますよね。
計算の力を基礎にして、次に大事なのは計算のルールです。分数や小数の計算、単位の問題、図形の問題、それぞれに習った計算のルールを身に着けていないと問題の途中で立ち止まることになります。
そして、文章問題の解き方。文章問題は計算問題と違います。文章を読んで計算式を考え出して解く必要があります。問題を理解する。どういう式を立てて計算したら解答できるかを考える。式ができたら、計算を素早く正確にできるようにする。手順を身に着けて止まることなく鉛筆が進めば宿題も着実に片付いていきます。
宿題がなくなる可能性が低いので、自分の力をつけて乗り越えるしかないと思います。