中学校での学習のやり方の基本事項。

生徒たちは成績を上げるために塾へ通ってきます。
ただ、塾の時間は一週間のうちの4時間であったり、3時間であったり、多くはありません。
塾以外の時間を有効に学習に使わないで(効果的に学習することをしないで)成績を上げるのは難しいことです。

普段の学習で当然していなければならない基本の事項のいくつかを書いてみました。
塾へ通っているからと安心しないで、これだけはやってもらいたい項目です。

1.教科書を自宅に持ち帰る。

英語や数学は毎日の学習が大事です。できれば、予習をしておくと学校の授業がよくわかります。
英語の単語もいっぺんにたくさんは、覚えられません。
毎日、習った分だけは、蓄積しておく必要があります。
そのために、教科書をできるだけ、家に持ち帰りましょう。
家に教科書がないと、予習も復習もできません。

2.教科書をまとめるノートを作る。

(教科書をよむ。)

理科、社会の教科書のまとめノートを作ろう。

教科書に書いてある内容を自分なりにまとめたノートを作る。

左の端に重要語句、または、人物名。

その右側に、書き出した語句の説明を、教科書を読みながらまとめて書いていく。

語句や説明を隠しながら復習する。

3.学校のワーク(問題集)や塾の問題集を、授業の進み方と合わせて進める。

中学校では、学年のはじめに問題集を渡されます。授業で習ったことができるかの確認と、家で復習をするための、宿題の代わりになる問題集です。

ここでも、大事な事は、教科書を読むことです。
問題を解きながら、学校での授業を思い出し、わからない問題は、教科書や参考書を読み返して、授業で進んだところまで、この問題集をやり終えておくようにしましょう。部活等で平日に追いついていくのが大変な時は、土日を使ってやり終えましょう。
そして、中間、期末テストの前には、もう一度復習しましょう。このワークの中の問題と似た問題をテストで出す先生もいます。

× 提出期限に追われて、ワークの答えをみて、解答欄に書き写すのは、学習の意味がほとんどありませんから、やめましょう。

4.英語と国語の辞書をそろえる。

中学校で英語を本格的に習い始めます。教科書の後ろに単語の意味が書かれてある索引はありますが、できるだけ、英単語の辞書を準備することを、お勧めします。

中学生用の辞書であると、絵入りで理解しやすくなっているものもありますし、単語の複数の日本語訳を理解することで、その単語の意味をよりわかる場合もあります。

また、教科書以外で英語に触れる機会があった場合に、辞書があることで意味をつかむことができ興味も広がり学習にプラスになります。

教科書を読み進めていく上で、国語の辞書も手元に置いておきましょう。