2016/01/16の朝日新聞に東京都の中学生から「長期の休みのときに宿題を出さないで」と訴える次のような投稿がありました。

中学生 (東京都15)
「素直に書こう。私は、休みの日にダラダラと過ごすのが大好きだ。だから、学校の長期の休みのときは、決まって宿題が山積み。ホラー映画を見ている時のような気分で、休みの最終日をむかえる。」

続けて、次のように、問いかけます。 
「なぜ休みの日に宿題がたんまりと出るのだろう。なぜ休み明けにテストがあるのだろう。
勉強が苦手な私は、休み明けを考えるとぞっとする。登校初日はすがすがしく行きたい。」

そして、こう訴えます。
「お願いだから先生、長期の休みに宿題を出さないで。学校がある日には出来ない、まったく違ったことを体験したいから。もちろん、ダラダラしないで。」

次のように文を結んでいます。
「教科書の内容以外にも、学ぶことはたくさんあるはずだ。これからの時代は、これまでにはなかった新たな職業が人々を支えると言われている。だから、長期の休みには夢中で好きなことに向き合ったり、ふだん出会えない人々と協力しあって何かを体験したりしたい。そういう機会が、私の生涯を支えてくれると思う。」

気持ちはわかりますが、宿題はなくならないと思いますし、学校で先生の授業を聞いているだけでは、教科書の内容を理解し自分のものとすることは難しいので、家での学習は必要になると思います。新しい学期の学習をスムーズに進めていくためには前の学期の内容を身につけていなければならず、休みの間に忘れてしまうのを防ぐためにも宿題は出されることにるでしょう。